強風で窓ガラスを割ったものの正体は

broken_window
最近ハンドメイドが好きな友人に感化されて色々なものを手作りすることにハマっている。例えば着なくなったTシャツを使って草鞋を作り父の日のプレゼントとしてあげてみたり、かわいい柄のキッチンペーパーを使って石鹸や上履きなどをデコパージュしてみたり。その中でも最近熱を入れているのがプラントハンガーというものだ。麻糸やロープなど紐状のものを編み、そこに植物を入れて上からぶら下げるというものだ。普通に植物を置くよりもオシャレだし、狭い家なので上からぶら下げる方がたくさん飾ることができる。あまりにも作りすぎて家の中に飾る場所がなくなってしまったため、とうとうベランダの物干し竿にもぶら下げることにした。植物だけでなく玉ねぎや洗濯ばさみ入れなんかもおしゃれにぶら下げておけるので私は大満足だった。ところが何事も行き過ぎるととんでもないことが起こるものである。

あれは台風でも何でもない、ただ少しだけいつもより風が強かっただけの日の話だ。私がリビングのソファでくつろいでいると、外でものすごい強風が吹き、それと同時に突然窓ガラスがものすごい音を立てて割れたのである。驚いて窓ガラスに駆け寄ってみると、何と家の中にガラスが散らばっているではないか。一瞬、「強盗!?」と身を固くしたけれど、誰かが忍び込んだ形跡はない。ガラスの破片に気をつけながらベランダに近づいてみると…何と私の作ったプラントハンガーの玉ねぎが強風にあおられて、体操選手さながら物干し竿でクルクル回っているではないか。思いがけない光景に、私はただただ茫然としてしまった。まさか玉ねぎが凶器になるなんて、誰が想像できただろう。そしてその後の後片付けにとてつもない労力が使われたことは言うまでもない。

それ以来、私のハンドメイド魂はすっかり冷めてしまったのである。